第6回イオン移動度研究会
第68回イオン反応研究会 第157回質量分析関西談話会 合同研究会
イオン移動度の最前線
日時・会場
2017 年 4 月 23 日(日)
国立大学法人 奈良女子大学 (奈良市北魚屋西町)
研究会会場:総合研究棟(文学部N棟)2階 N202,N201
懇親会会場:総合研究棟(文学部S棟)1階S棟ラウンジ
主催
イオン移動度研究会
日本質量分析学会 イオン反応研究部会・関西談話会
趣旨
イオン移動度研究会は、第59回イオン反応研究会 (2012年5月19日,立教大学,
主催:日本質量分析学会イオン反応研究部会,討論主題「『イオン移動度、
移動管』を用いた基礎研究の最前線」) において発足しました。基礎科学から
分析の現場まで、イオン移動度およびその周辺の研究に関わる研究者が、発表
と討論を行う機会を設けることによって、本研究分野の発展を目指しています。
今回で第6回を迎え、関係の深いイオン反応研究会および質量分析関西談話会
との合同研究会を開催することになりました。また、イオン移動度質量分析と
関係が深い荒川隆一先生(2017年3月、関西大学を定年退職予定)の記念最終講義を含みます。多くの方の参加と発表をお待ちしています。
プログラム
9:45 開会挨拶
9:50-10:15 久慈 誠 (奈良女子大学理学部) (特別講演)
「リモートセンシングによる大気微粒子の観測」
10:15-10:55 渡辺 健宏 (サントリー生命科学財団 生物有機科学研究所)(招待講演)
「フラボノール配糖体負イオンのイオンモビリティーMS分離」
11:00-12:00 荒川 隆一 (関西大学 名誉教授)(招待講演)
関西大学定年退職記念講演「イオン化をちょっと工夫してMSイメージング」
<昼食>
13:30-14:10 松谷 貴臣 (近畿大学・理工学部 電気電子工学科) (招待講演)
「イオンモビリティスペクトロメータ用カスケード増強型同軸円筒イオン化チャンバの開発 軟X線源の利用」
14:10-14:50 高梨 啓和、上田 岳彦 (鹿児島大学学術研究院 理工学域工学系 化学生命・化学工学専攻) (招待講演)
「ネオニコチノイド系農薬の環境変化体の探索とその生態影響の調査 イオン移動度質量分析法によるアプローチ」
<5分休憩>
14:55-15:55 企業製品紹介 各社10分
ブルカー・ダルトニクス(株)
日本ウォーターズ株式会社
島津製作所
株式会社エービー・サイエックス
丸菱実業株式会社
16:00-17:30 ポスター発表・企業展示
<ポスター発表>
P01 トラップ型気相移動度測定装置を用いたグラフェン量子ドットの単粒子観測
(東邦大院理) 〇星野裕大, 森田博暉, 陣内涼太, 菅井俊樹
P02 多段トラップ型気相移動度測定システムの開発と荷電粒子の分離と保持
(東邦大理) 椎野恭平, 陣内涼太, 〇菅井俊樹
P03 イオントラップ/イオン移動度質量分析装置を用いたフラグメントイオンの構造解析
(大阪府立大学) 〇岩本賢一, 土屋雅俊, 中西利基
P04 低温孤立状態におけるトリプトファンと糖のキラル認識と光化学反応
(阪府大院理) 〇NGYYEN DOAN THUC, 藤原亮正
P05 気相中のミュオン移動度測定のための装置開発
(高エネルギー加速器研究機構) 〇的場史朗, 小嶋健児, 李 華, 河村成肇
P06 ナノ炭素クラスターイオンの構造:移動度質量分析法による研究
(東北大院理 化学専攻) 森山遼一, Jenna W. J. WU, 中野元善, 大下慶次郎, 〇美齊津文典
P07 イオン移動度質量分析法を用いた酸化ニッケルクラスター負イオンの構造とCO分子との反応性の研究
(東北大院理) 東 将平, 森山 遼一, 中野 元善, 〇大下 慶次郎, 美齊津 文典
P08 水和された高分子イオンの構造解析を目的とした低温イオン移動度質量分析装置の製作
(東北大院理) 〇大下 慶次郎, 西 結人, 矢部 謙太, 美齊津 文典
P09 FAIMSによる大気クラスターイオンの分離特性
(高知高専ソーシャルデザイン工学科) 〇長門研吉
PM10 高速原子衝撃質量分析によるエナンチオ選択的錯形成系の錯安定度定数決定
(大阪産業技術研究所1, 大阪大学産業科学研究所2, 関西大学3) 〇靜間基博1, 佐藤博文1, 松崎剛2, 朝野芳織2, 川崎英也3, 川野真太郎1, 鈴木健之2, 荒川隆一3, 小野大助1
PM11 気相ラジカル種を用いたタンデム質量分析法(HAD-MS/MS)の開発
(島津製作所1, 同志社大学2) 〇高橋秀典1, 関谷禎規1, 岩本慎一1, 和田元2, 田中耕一1
PM12 糖鎖 MS/MSフラグメンテーショにおけるN-アセチル基の影響
(サントリー生命科学財団1・阪府大理2) 〇山垣 亮1, 牧野泰士2
PM13 土壌由来真菌の揮発性代謝物質のリアルタイム・モニタリング P. paneum, F. solani, A. fumigatusおよびA. nidulans
(奈良女子大院1, サントリー生有研2, エーエムアール3 ) 〇田中友理1, 山垣 亮2, 坂倉幹始3, 竹内 孝江1
PM14 セスキテルペン生成関連遺伝子 ノックアウト真菌Aspergillus nidulansの揮発性代謝物質の解析
(奈良女大院1, 奈良女大理2, 名大院医3)〇加太千晶1, 木村知子2, 紅 朋浩3, 竹内孝江1,2
PM15 グルタチオンエチルエステル及びその安定同位体ラベル化合物を用いたLC/MSによる反応性代謝物の解析
(和光純薬工業) 〇黒野 定, 山田裕子
P16 糖ペプチドのイオンモビリティー質量分析法
(大阪母子センター1, 奈良女大理2, 理研3, 日本ウォーターズ4)
〇田尻道子1, 竹内孝江2, 本郷やよい3, 中村健道3, 廣瀬賢治4, 和田芳直1
PM17 SALDI と誘導体化によるステロイドホルモンのイオン化法の改良と質量分析イメージングへの応用
(奈良県立医科大学1, 京都大学2, 岐阜大学3, 茨城県立医療大学4, 神戸大学5, 大阪教育大学6, 関西大学7, 横浜国立大学8)〇秦野 修1, 磯崎勝弘2, 竹森 洋3, 大西 健4, 岩崎哲史5, 片桐昌直6, 川崎英也7, 一柳優子8, 荒川隆一7
17:30-19:30 懇親会
研究会参加費:無料
懇親会会費:一般4,000円程度,学生1,000円程度
一般講演について
ポスターセッションを通して研究者の交流や研究の発展を計る場とします。研究成果だけでなく、現在進行中の状況、分析技術や装置開発のノウハウなども歓迎いたします。
参加登録・ポスター発表申込
参加費は無料です。
参加登録:会場準備の関係上、4月10日までに参加登録をお願いいたします。
参加希望の方は、(1)氏名、(2)所属、(3)メールアドレス、(4)ポスター発表の有無、(5)懇親会参加の有無、を記入して木村(t_kimura@cc.nara-wu.ac.jp) までメール(件名:「IMS研究会申し込み」)でお送り下さい。
(メールアドレスの全角@を半角@に直して、送信してください)
ポスター発表を希望される方は、さらに(6) 発表者名(連名の場合は発表をされる方に〇印)、(7) (6)のそれぞれの方のご所属、(8) 研究題目を明記して下さい。
問合せ先(本年度世話人)
奈良女子大学理学部化学生命環境学科 竹内 孝江
〒630-8506 奈良県奈良市北魚屋西町
e-mail: takeuchi_t@cc.nara-wu.ac.jp
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